ジントニック<第一話>
苦行
それは昨日のことでした・・・
友 : 「今日は、パチスロ行かない?」
僕 : 「いいよ!今日も勝つか!」
僕はちょうど1ヶ月ほど前からパチスロを覚え、2回ほど行って10000円ほど勝っていました。
学校も終わり、駅から15分ほど歩いたところにあるパチンコ屋で打とうということになりました。
パチンコ屋につくと、友達からメール。
少し遅れるということなので先に打って待つことにしました。
台を見て回っているとなにやらおいしそうな台が開いていました。
(ここにするか・・・・。まぁ勝てなくても大負けすることはないだろう・・・)
と、おもってすわろうとすると・・・。
どか~~~ん!!!
おばちゃんが僕を押しのけてその台を横取り・・・
周りの人の冷たい目をものともせず、隣の台に座っていた仲間と思しき人と話し出しました・・・。
しかも、 このおばちゃんソコで打つでもなく、そこでずっと話してるだけ・・・。
話も終わりそうになかったのでほかの台で微妙なのがあったのでソコでやることにしました。
15分後・・・。
そろそろそろってもいい頃なのにまったく出ません・・・
(くっそーさっきの台で打ててればなぁ・・・・)
と思いさっきの台のほうを見てみると・・・。
おばちゃんたちはいつの間にかいなくなりほかの人が打っていました。
いやがらせだ・・・。
(くっそ~、こうなったらこの台で意地でも出してやる!)
そう思い、気合でまわしました・・・
10分後・・・・・・
そこには、見事にはまって財布に帰りに使うお金だけ持った僕がいました・・・・。
気付いたらもう友達は着ていて向こうのほうで打っている模様・・・
「あと1000円・・・・コレを使ったら家に帰れない・・・・明日朝からバイトだしどうしよう・・・・」
・・・・。
でも!やってやるぜ!!!
1000円投入し僕の命ともいえるコインたちが出揃いました。
(たのむ!お前たちっっ!!!!)
そして・・・・。
ビッグボーナス突入!!!
何とか元を取り直し、ソコで一時休憩することにしました。
外に出て、タバコに火をつけて、空を眺めると・・・そこにはきれいな夕日がありました。
つづく、