ジントニック<第二話>
困難
え~・・・・携帯洗濯しました。
なんか変な音出たりしてるけど何とか大丈夫っぽい・・・・わけないです。
明日、おにゅーのけいたい買いにいこ~っと!
まぁそんなこんなで前回の続きです↓。
その時の夕日は燃えるように赤く、その赤さは僕の胸の中の闘争本能を燃え上がらせました。
今日は勝てる!!
そう確信して、吸いかけの煙草をもみ消し颯爽と店へ戻っていきました。
ソコで僕の目を引いたのは真っ赤な台!ウルトラセブン?でした。
まさにそのときの心情を具現化させたようなその真っ赤な戦うウルトラマンの姿に吸い寄せられるように近づいていきました。
しかし相手はスロットではなくパチンコ、生まれてこの方打ったことはありません。
確か聞いた話によると釘を見分けることができれば半分は勝ったも同然らしい・・・。
確か玉が入るところがハの字型に開いていればいいってことだったはず!
一通り見て一番隅の台で打つことにしました。
1000円札を入れて勢いよく飛び出してくる玉たち・・・。
(がんばってくれよ!)
そう念じながらレバーをひねると、威勢よく玉がはじき出されだしました。
でも、なかなか玉が入ってくれません。
そこで隣のおっちゃんを観察することにしました。
しばらく見ているとどこを狙えばいいのかわかってきました。
まぁそのおっちゃんにはいやな目で見られたけど・・・。
まねして打っているとついに・・・・・・玉が入る!
回転するスロット!くるくるくる・・・・・・・・
んじゅぅわっ!
びかびか~~~・・・・
突然ウルトラセブンが叫びだし(爆音でした・・・)、台のデザインのウルトラマンの目がビカビカ光りだす・・・・。
スロットの液晶画面に怪しい光が・・・・
UFO出現!
宇宙人登場!!!
はやた隊員応答せよ~~・・・・
パニック寸前の僕
(こ、コレはもしかすると~・・・・)
しかし、無常にもとまってほしい数字は通りすぎていきました。
(こんなことやってたら心臓が止まる・・・)
しばらく打ってウルトラセブンに別れを告げました。
そしてこの黄色い目をした赤い化け物にもう二度と立ち向かうまいと誓うのでした・・・
つづく